「よくこれだけ短い言葉で、 解説をうまくまとめましたね〜」と
四日市での上映会の際に
人気番組「HAYABUSA」の監督で有名な 上坂監督がお褒めの言葉をくださいました。
親子三世代で楽しめるようにするために、
そこはこだわったポイントだったので、
作り手側の視点から そのようなお言葉をいただけて 嬉しかったです。
何でもそうですが、知識を人に説明する時に、
難しい言葉を使わずに、シンプルにわかりやすい言葉で伝えることのほうが
伝える側に工夫が必要で簡単ではありません。
天体に詳しい方でない限り
あまり馴染みのない難しい言葉がたくさん出てきてしまうと
そこで思考停止してしまいます。
そこで、 脚本を作る際から、
言葉がすっと入ってくるように言葉を削ぎ落とす作業が 随分ありました。
また「読む」のと「聞く」のでは違います。
ですから、仮の映像にあてはめ、仮のナレーションをいれどう聞こえるか?
混乱しそうなポイントや伝わりにくいところ
そんなところを何度も繰り返し
子どもたちや人に聞いてもらい、 感想を聞かせてもらったり
人に聞いてもらっている姿から、伝わる印象を感じ取りながら
何度も試行錯誤の上 今の作品に仕上がりました。
おかげで、 東京のギャラクシティでの完成披露上映会の際に
4歳の小さな男の子が 涙ながらに握手を求めに来てくれたり
おばあちゃん世代の方も 「宇宙といのちをかけ合わせた番組なんて見たことなかった! 大変、感動した!」と
幅広い年齢層のみなさんに 喜んでもらえる時間を提供できました。
作品作りの際のこだわりのポイントは人それぞれですが
やはり「伝わる」ことを大切に 作品つくりをしていきたい。
いつもそう願っています。
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